必要な資質や能力は4つ!介護施設長になるためには

どういう人が施設長になれる可能性が高いのか考えてみましょう。介護施設の施設長に必要な資質や能力は4つあります。1つ目は組織を1つにまとめ上げる力です。施設長は介護施設のトップであり、施設全体を取りまとめる統括者です。そのため、施設長には的確な指示を与える統率力や他の職員のお手本となるようなふるまいが求められるのです。

2つ目は、傾聴などの高いコミュニケーション能力です。介護施設をスムーズに運営していくためには、部下となる職員はもちろんのこと、利用者やその家族とのコミュニケーションがとても重要です。特に、施設内の安全を確保するためには、情報の連携は欠かせません。施設長が積極的に他者の話に耳を傾けている施設は、施設全体の連携がうまくいきやすい傾向があります。管理職はデスクワークが多いため、現場の職員との溝が深まりやすくなりがちですが、管理職のトップが積極的に現場スタッフと交流することで、そうした事態を防止する効果があるのです。

3つ目は、知識や経験です。介護施設の施設長は、いわば現場の責任者です。そのため、施設内で生じたトラブルに対しての対応を迫られることも少なくありません。こうしたトラブルが発生した際、柔軟な思考と視点で解決するためには、相応の知識や経験が必要なのです。

そして4つ目は、人材育成能力です。施設を運営していくためには、施設長だけが優秀であってもうまくいきません。優秀な職員を育てることができる人材育成能力は、トップに立つ人ほど持っていてほしい能力と言えるでしょう。

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